「爪の先が浮いてきた…」
「爪が白っぽくなって爪床から離れている」
これは「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」と呼ばれる状態です。見た目が気になるだけでなく、放置すると悪化することもあります。

爪甲剥離症とは
爪が爪床(爪の下の皮膚)から浮き上がって離れていく状態です。爪の先端から始まって、ひどくなると根元方向に進行することがあります。
浮いた部分は白〜黄色っぽく見えます。
主な原因
1. 外的刺激・物理的ダメージ
最も多い原因です。
- 爪先をよく使う(タイピング・家事など)
- 爪をはがす・むしる癖
- 長い爪が何かに引っかかって剥がれた
2. ジェルネイル・マニキュアのダメージ
オフのときの無理なはがし・アセトンの長時間使用が原因になることがあります。繰り返すうちに爪が薄くなり、剥離が起きやすくなります。
3. 水仕事・化学物質
洗剤・消毒液などに繰り返し触れることで、爪床との接着が弱まることがあります。
4. カンジダ・爪白癬(真菌感染)
爪の剥離に黄色・緑がかった変色を伴う場合は、カビ(真菌)の感染が疑われます。
5. 甲状腺疾患・その他の内科疾患
全身疾患が爪に影響することがあります。
自然に治る?
原因が物理的なダメージ(外力・乾燥)の場合は、原因を取り除いて保湿ケアを続ければ、新しい爪が生えてくるにつれて改善されます。
ただし、すでに剥がれた部分は元には戻りません。新しく生えてくる爪がくっついた状態で伸びてくるのを待つ形です。
対処法
対処1:剥がれた部分を切り取る
浮いた部分を残すと、引っかかってさらに剥がれが広がります。清潔なニッパーやハサミで、浮いた部分をカットして整えます。
対処2:保湿ケアを続ける
乾燥は剥離を悪化させます。キューティクルオイルを毎日塗り、爪と指先の保湿を続けましょう。
対処3:水仕事は手袋で
水・洗剤は剥離の大敵です。ゴム手袋を使いましょう。
対処4:ジェルネイルはお休みする
爪が回復するまでの間、ジェルネイルは控えましょう。
こんなときは受診を
- 変色(黄色・緑・黒)を伴う
- 複数の爪で同時に起きている
- 痛みや腫れがある
- 改善せず広がっていく
これらは真菌感染や内科的疾患の可能性があるため、皮膚科を受診してください。
爪甲剥離症は自己判断で処置するのはNGです。剥がれた部分を無理に切らず、まず皮膚科を受診することが先決です。
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| 外力・物理的ダメージ | 保湿+水仕事手袋 |
| ジェルのダメージ | ネイルをお休みする |
| 真菌感染の疑い | 皮膚科へ |
爪甲剥離症は自然回復が可能な場合もありますが、原因を正しく把握することが大切です。変色や広がりがあれば早めに受診しましょう。