爪先が少し欠けただけなのに、服やタオルへ何度も引っかかる。急いで爪切りを入れると、今度は短くなりすぎて左右がそろわない。割れやすい爪ほど、整える道具とタイミングに迷います。
長さを大きく変える日と、小さな引っかかりを直す日を分けるのがポイントです。紙やガラスのやすりを使う場合も、削りすぎず、数回ごとに形を確認します。
爪切りだけで整えていた頃
先端が薄くめくれている時に爪切りで一気に短くすると、必要以上に切ったり、断面の引っかかりが残ったりすることがあります。爪切りそのものが悪いのではなく、小さな欠けまで毎回切って直そうとすることが問題でした。
そこで、長さを大きく変える時と、先端の引っかかりだけを整える時を分けます。後者は、やすりで少しずつ調整する方が削る量を確認しやすくなります。
紙やすりとガラスやすりは、使いやすさで選ぶ
やすりには紙、ガラス、セラミックなどがあり、削り心地は製品ごとに異なります。紙やすりは古くなったら交換しやすく、ガラスやすりには水洗いできる製品もあります。
素材名だけで決めず、強い力をかけなくても少しずつ整えられるか、手入れや交換が負担にならないかで選びます。使い方と洗浄方法は、製品の説明を確認してください。
少し削って、全体を見る
米国皮膚科学会の案内では、爪の端から中央へ一方向にやすりを動かす方法が紹介されています。左端から中央へ数回、右端から中央へ数回と動かし、そのたびに手元全体を見て長さと形を確認します。
一度で短くしようとせず、引っかかりがなくなったところで止めます。角も丸く削り込みすぎず、生活の中で引っかからない程度に整えます。
外出先は引っかかりだけ整える
外出先で引っかかりに気づいたら、深く形を変えず、衣類に当たる部分だけを数回整えます。やすりがない時は、噛む、むしる、別の爪で削るといったことをせず、絆創膏で保護して帰宅後に確認します。
持ち歩く場合はケースへ入れ、ほかの人と共用しません。外出先では応急処置にとどめ、左右の長さをそろえる作業は明るく落ち着いた場所で行います。
痛みや亀裂がある時は削らない
薄い、欠けやすいと感じる爪ほど、左右をそろえようとして削りすぎないようにします。この記事で扱うのは先端の長さと形だけで、爪の表面は削りません。
皮膚まで届く亀裂、出血、痛み、腫れ、変色などがある場合は、やすりで整えようとせず皮膚科へ相談してください。
まとめ
やすりは、爪を理想の形へ一度で変える道具ではなく、引っかかりを少しずつ整える道具です。力を入れず、数回ごとに確認。爪の深い亀裂、痛み、変色がある場合はセルフケアを止め、皮膚科へ相談してください。